駅員観察日記(はてな編)

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またまた裂ける

PCの調子が相変わらず今一歩で、XP(しかも非アップグレード)を今頃買ったりしている負け組です。とほほ。

そんな折、ある資格試験を受けにゆきました。わたしは戸籍上は結婚相手の名字になっているのですが、生まれたときにマツオカであったのでマツオカに馴染みがあることもあり、結婚前から続けている仕事もあるので、ずっと本職でもマツオカで通しています。が、資格試験などの際には本人確認できるものはすべて戸籍上の名前になっているので、マツオカの名前だと確認が出来ないということもあり、あやうく試験を受けられないところでした。

このネタで窓口さんと喧嘩するのはもう何度目だろうという感じで・・・。

 また が 裂けちゃう。

ああ、医学部の解剖の時間、シーチキンとわれわれが呼んでいた解剖体は男性で、もう30年近くそこで裸体をさらされているのですが、彼の身体は30年間の授業でひたすら切り刻まれていました。

とくに、ペニスは、まるで松茸を縦切りしたみたいに、ふたつに割れていました。松葉相撲みたいに、ペニスがふたつに、ひらけそう・・・ぴらんって・・・。ああ、お吸い物。はんぶんに裂かれたいたいたしい遺体。

 わたしは

 マツオカという名字で生きてきた

 結婚を機に

 別の名字に変わる ことは

 暴力だ。

 誰が悪いのでもない

 しかたのない

 しかし それは 暴力だ。

 わたしのまたが またまた裂ける

 名付けられることの圧力

 名札を張り替えられることの暴力

 ノリノミヤ様は黒田清子さんに

 なんらかの診断ついたら病者へと

 定年して無職になったらタダのおっちゃんに

 巨人の桑田は 元・巨人の桑田へ

・・・さてそんなことはともかく、今日は「東急」と「東京メトロ」が相互乗り入れしている駅でボンヤリとしていました。すると、紺色に白地の模様が入った東急車掌と、やや明るめの紺色に、金色の斜めラインが入ったメトロの車掌が、なにやら交わっています。こう、ゆびを一本たてて、何か合図をしていました。

人混みの駅。少し地面から浮き上がった特別の人だけが持つ、合図がある。よく昆虫のテレビでは、「特別なにおいを出している」って言い方をするけれど、厳密にはニオイだけではない。音と、ニオイと、視覚、それからまだ人間では解明できていない知覚の、そのすべてを併せ持った、ささやかな波動を、人混みの駅で駅員は発している。駅員のくちぶえ、駅員の草笛。るるるーうう、るる。駅員の発射する、なんともいえない、それ。それを受けるための能力を持った人のみが受け取る刺激。何気ない都会の駅では日常的に交わされている刺激物さ、派手なおねーちゃんとナンパ男の間でも、シマをあらそうチーマーたちも、それから普通体型の摂食障害者たち、目と目が合う前に「・・・ああ、あなたもですね」すぐわかる。美人は美人にすぐ気づき、比較をする。駅員は空気のなかにありて、すべての危険をそのなめらかな肌で感じ取る。ほんとだね、よーく見てみると、混雑したホームには七色の空気の流れがあちこちに散乱しているじゃないか。ああ、わたしなんて、誰にも何も発していないし、誰からも何も受け取らないし、誰からも声をかけてもらえなかったものだった。

★下にも書きました、年末年始のカウントダウンライブですが、主催者さんから誰かアコースティックなアーティストいませんかってメールがきました。アコースティックな人は出演してみてはどうでしょうか。