駅員観察日記(はてな編)

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ひこう気

 彦うき・・・

いや そんな字じゃない

 非行危・・・・

うーん、近づいてきたか?

 ひこう気・・・

まあ、ともかく、そいつに乗ったんだ

前々から それが苦手だというのはあったのだが

年取るごとに 苦手意識が胸の中で石灰化し、確固たる苦手石危へと変わる・・・ああもはや、漢字が違う・・・

さあ 駆け出すわ と スタートした 機体の

気圧が 変わる・・・・

うぐっ、

ああ、体液が 浸潤する・・・・

漏れ出すの 

穴という穴から 体液が 漏れてしまうの・・・

耳からおしっこが出るの

けつから血が出るの

ふくらむの 収縮するの こわいの 脳が破裂しそう・・・

そうだ、脳がちょっと、ヘンに、なるんだ・・・

とにかく 全世界の彦う機は ひとをそんなふうに 揺らがすの・・

おそろしい・・・・本質的なところを、揺り動かすの、根本的に、だめにしてゆくの

煮物になっちゃう 

蒸し物になっちゃう 

わたしのからだ・・・・

平気な人はたくさんいるのにね・・・・

わたしの原始的な肉体は 地上での徒歩生活を超えるGを受けると 体液がなみなみ打ってビニール袋のリンボーダンスになり もうまっとうではいられない どっか壊れた わ・・・・・

そうだよ あってはならないことだ

こんな上空で すごいスピードで 空気が薄くて・・・・

ありえないことだ 

本来 

古来

この体が知るはずもない 感覚なんだ・・・・

ああ、吹きます、吹きます、東京湾から吹く、わたしの体液を吹く、きらきら光ってわたしの体液、房総半島の輝きは東京湾岸ネックレスのまばゆさ、わたしのからだはだめな肉体、社会についてゆけない肉体が破裂寸前、羽田沖、誘導灯のカラフルさ、パイロットだけがみている特別な風景。