駅員観察日記(はてな編)

◆駅員さんが好きなポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆CD「Limited Express 383」Amazon等で好評発売中!◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

きれいなひとが住んでいる街

また 駅員さんは美しかった

こんなに風が冷たくなってきたのに

彼らの背中はまっすぐだ 坂道のない平面だ

 (下敷きみたいな運行表を入れているから か?)

とくに東急の駅員ときたら 寒さを感じる感覚器が足りないのかと思われるほどの薄着で この夕暮れも 半袖 名残惜しいお肌を 雑踏にさらす あくまでも正しいその身体のありように まぼろしのほたるが フワフワ踊る 

 ふと 振り返ると

 わたしは(ほかの大勢の人たちと同様に)身体のことに悩まされてきた

 母がわたしをジーンズショップにつれてゆき

  この子はほんとに太っているから・・・・ などと

 高らかに告げたときの こと

 大きな大きな風に 逆らいきれないような 逆らいたいような

 ともかく 何か ・・・針のようなもの。

 ダイエット ということばを 軽々しくは使えない

 そもそもなぜダイエットしなくてはならないのだろう・・・

 それは 誰か じゃない 世界 じゃない

 なぜこのわたしが ダイエットをしなくては ならないのだろう

 誰も語らない

 みんな みんな がんばっているよ

 知らなかった

 でも みんな がんばってるよ

 何もしていませんよ何もしていません

 って。

  やせなくたっていいじゃない

  そのままのあなたがいちばんよ

 と ひとには軽く 言っている 声

   私はモデルだから 過激なダイエットもするけど

     読者のみんなは健康的にダイエットして欲しいな・・・

 

 ・・・・と、そんな活字が街をふわふわしている

 

  いつも夫は明確にわたしに告げる

   君の 顔と身体だけが好き

   性格 それは別にどうでもいい 見えないから

  それは煮え立つような勝利宣言ね だからわたしもほんとはそれが好き 少女のころから ほんとうは好き がさつな指で 母親の口紅を そっと塗ってみる そして 鏡をのぞき込む

  ダイエットとか おしゃれとか 楽しいし やっちゃうよ やっちゃうよ 外見のために何かを我慢するって どうしてこんなにワクワクするのかしら 大根おろしで磨いた素肌 千枚おろしでシェイプアップ 単に外見だけで 褒められるためなら 身体に電気をかけたって 身体に薬物かけたって 何でもやるわ 楽しいわ・・・ 早寝 早起きは ほんとはとても身体に悪いのだけど 駅員さんのように美しくなれるなら 挑戦してみてもいい そうだわ きっと駅員さんの美しさ なんて 形なのだわ 形 ・・・・

 がんばろう、がんばろう、がんばって、がんばるのだ。

 ああ、どこかで駅員さんの服、買えないかしら!?