駅員観察日記(はてな編)

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お客様ロンド

お・・・・・

お・・・

おきゃくさま・・・

お客様・・・

お客様。

ああ、お客様、

  あ、おきゃ・・お客様・・・・

ああっ、

あ。

お客様・・・・

・・・・

お客様・・・・

は・・・・・

ん・・・・・

お客様、お客様・・・・

  (大丈夫ですか、お客様・・・・。

・・・・いい?

いい。

お客様。

お客様、お客様、ああ、は、お客様。

そう、もう、そう、ああ、お客様。

お客様、お客様

  (カネを払えばお客様ァ!)

お客様、お客様、

そんな、お客様、ああっ、あっ、

お客様、いや、いや、いい、お客様

やめてください

やめてください

そんな、

お客様、お客様、

おきゃ・・・

お客様、お客様、お客様、ああ、

あ、あ、あ、あ、あ、

お客様っ、お客様っ、お客さま・・・・

あ あ あ あ あっ・・・・ 

 お 客 様 。

 ・・・わたしはいつも そこに置かれていたかったのか

 お客様

 という 座布団の

 上に

 ちんまりと

 そう

 あなたは働かなくても良い子です と

 あなたはあぶらむし と

 あなたは鬼になりません と

 あなたはだって 未熟だから と

 あなたはみそっかす だから と

 いいえ あなたは特別だから と

 あなたは一生 この世界の お客様

 って

 言ってほしかったのだわ

 ただそれだけなのだわ

 いつも特別扱いされたくて奮闘努力していたわ

 でも もう 誰もわたしをそんなふうに呼ばない

  (いちおう家庭なんて持ってしまったよ気持ちが悪いね暖かいねえ・・・・・・

 お客様。

 お客様。

 今夜 そんなことばがわたしを震わせる

 お客様・・・・

 お客様・・・・

 それはひとを少なくとも傷つけはしない優しい優しい言葉ね

 夜の寝しなに

 母親の声で

 父親の歌で

 姉の寝言で

 兄の物語で

 夫のささやきで

 どうか・・・その言葉を・・・・・

 今夜つぶやいてくださったら ガラスのイルカと眠れそうよ

 お客様 

 お客様・・・・

 おやすみなさいませ・・・・

 と